ロゴス聖典 · ジョン・スチュアート・ミル書
相手の言を身内から学んではならぬことについて
ジョン・スチュアート・ミル書 3 · 自著。『自由論』と『自伝』より
この人は自ら書いた。彼はこの経の中で唯一、宗教を持ったことのない者である——捨てたのではなく、はじめから持たなかった。第二章と第三章は、本経に欠けていた一事を補う。会規七が柱廊に経文を駁すことを許す、その理由である。
3.1一つだけ禁令を立てる。それが私の立てる唯一の禁令である。
3.2ある道理を知るには、それに反対する者が何と言うかを知らねばならぬ。ここまでは誰でも言う。
3.3もう一歩進みたい。この一歩を踏む者は少ない。
3.4相手の言を、身内の口から学んではならぬ。
3.5師が「彼らはこう言っている」と述べ、続けてそれを論破するのを聞く——それでは足りぬ。
3.6それは数に入らぬ。相手の上着を着せた案山子である。
3.7聞くべきは、それを本当に信じている者の口から出るその句である。
3.8それを己の命としている者が、力を尽くして弁じた、その一遍である。
3.9ある者は言う。私が自分で相手の言をより強く言い直せる、と。(参 アリストテレス第二書 1.8)
3.10それは良い。だが足りぬ。
3.11君は彼の理を補える。彼の信は補えぬ。
3.12そして道理の最も手強い所は、しばしばその理の中ではなく、それを信じる人の中にある——なぜ彼がそれなしでいられぬか、の中に。
3.13それは自分では思いつけぬ。聞きに行かねばならぬ。
3.14ゆえに言う。自分の側しか知らぬ者は、自分の側さえ知っているとは言えぬ。
3.15もう一つ、論争において生涯守ったことがある。
3.16論争における真の悪は、言葉が厳しいことではない。
3.17意見を異にする者を悪人だと言うことである。
3.18これを最も多く行うのは、その時勢いを得ている側である——そして彼らは、自分がそれをしているとまるで気づかない。
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