ロゴス聖典 · プラトン第一書

洞を出ることについて

プラトン第一書 3 · 洞と光について。学園に伝わる、その『国家』より

ここに記されたのは、プラトンが四十歳から七十歳までに語ったことである。第四章で彼は自らの前後の不一致を明かし、旧説を消さない。「善」を語る箇所について、本経はより小さい読みを取る。すなわち、万物を万物たらしめるものであって、それ自身は万物の一つではない。

3.1その人は引きずられて上へ行く。道は険しく、石である。
3.2道中ずっと抗う。行かされる先を何ひとつ知らないからだ。
3.3洞の口に至ると日の光が落ちかかり、彼には何も見えない。
3.4洞を出れば直ちにすべてが見えると思う者がいる。そうではない。
3.5最初に見られるのは、やはり影である——地の上の影、水の中の影。
3.6次に水面の映り。
3.7次にもの自体。
3.8次に夜の星と月。
3.9そして最後に、ずっと後になって、太陽。
3.10この順序を見よ。外へ出て最初に見るのも、やはり影である。
3.11出た者と、まだ中にいる者とは、初めは同じものを見ている。
3.12違いは一つだけ。一方はそれが影だと知り、他方は知らない。
3.13グラウコンよ、多くの者は、洞を出るとは新しい目をもらうことだと思っている。違う。新しい知りをもらうことである。
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