ロゴス聖典 · フランクリン書
あの小さな帳面について
フランクリン書 1 · 自著。『自伝』と結社の規約より
この人は自ら書いた。彼はこの経で最初の職人——印刷工である。理神論者であり、私的な祈りも書いた。だが彼は論争を神意で閉じたことがない。結社は証拠で事を決し、徳は印の数で計った。ゆえに第三則は彼を拒まない。本会はこれを飾らずに記す。この巻はまた蒙田書 5.13 と食い違う。モンテーニュは最も美しい一生は常の型に合い奇跡がないと言い、フランクリンは届かぬ基準に照らして生涯自らを直した。両方を残す。
1.1若い頃、私は一つのことを企てた。今から見れば僭越である。道徳上の完全に至ろうとしたのだ。
1.2正しいことを知りさえすれば、誤ったことはしないだろうと思っていた。
1.3そうではないと、ほどなく分かった。
1.4習慣が人を引く。気を抜けば足はもとの道に戻る。しかも一つの徳を保てば、別の徳が緩む。
1.5ゆえに解った。志だけでは足りぬ。方法が要る。
1.6私は十三を挙げた。節制、寡黙、規律、決断、節約、勤勉、誠実、正義、中庸、清潔、平静、純潔、謙譲。
1.7それぞれを教説としてではなく、指図として書いた。
1.8節制については「節制は善い」とは書かず、こう書いた。飽くまで食うな、酔うまで飲むな。
1.9小さな帳面を作り、罫を引いた。横に七つ、週の日。縦に十三行、一行に一つの徳。
1.10毎晩眠る前に一日を辿り、犯したところの升に黒い点を打った。
1.11十三を一度に相手取りはしない。一週はただ一つに全力を向け、他は記すだけで責めない。
1.12十三週で一巡。一年で四巡。
1.13初めの数巡、帳面は恐ろしいほど黒かった。
1.14だが点は減っていった。
1.15自分が動いていると感じるのではなく、動いているのを見た。それが初めてであった。
1.16これを後の者に遺す。
1.17心の中だけで自分を直すなら、直しているのは自分についての印象である。
1.18書き留めて、日に一度印をつけるなら、直しているのは自分自身である。(参 会規 1.3)
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