ロゴス聖典 · アンティステネス福音書

補記——最大の法

アンティステネス福音書 6 · 第二の証言:苦行と、物質への抗い

この巻の文は短い。短いのは意図してのことである。長い文は暇のある者のために書かれる。

6.1この一段を初め書かなかったのは、あなたがたが読み違えるのを恐れたからである。
6.2私はもう老いた。読み違えを恐れるより、失われるのを恐れる。
6.3ある者が導師に問うた。何が最大の法か、と。
6.4導師は言った。「真を語れ。とりわけ、その真があなたに金を払わせるときに。」
6.5ある者がたちまち喜んで言った。では何でも遠慮なく言えるわけだ、と。
6.6導師はその者を見て言った。「あなたが言いたいこと——それを言えば、あなたは何を払うのか。」
6.7その者は答えられなかった。
6.8導師は言った。「金のかからぬ真は、たいてい真ではない。快である。」
6.9「真をもって人を傷つけ、己は無傷で去る者は、人を愛しているのではない。手頃な得物を見つけたのである。」
6.10これが、読み違えを恐れた箇所である。
6.11真を語ることは最大の法である。だがそれを検めるのは、相手がどれほど痛んだかではない。己がどれほど払ったかである。
6.12私は生涯ぼろを着て、耳に痛いことを言ってきた。そのうち幾度かは彼らのためであり、幾度かは己の快のためであったと知っている。
6.13後者は福音書に書かなかった。ここに書く。
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