ロゴス聖典 · 頌
手の届かぬことのために
頌 11 · 会衆が声を合わせて誦する辞
この巻に著者はなく、あるべきでもない。声のために作られている。声に出して読め。できれば皆で声を合わせて読め。この巻は祈らぬ。この経には祈るべき者が一人もいない——信じられているのは律であり、律は祈りを受け取らぬ(参 序巻 1.7)。だが祈らぬことは、謝さぬこと、讃えぬこと、驚かぬことと同じではない。この巻はその三つだけを記す。この巻をもって、いかなる位格にであれ願い求める者は、これを誤って用いている。六つの頌にはそれぞれ末句があり、末句は皆で声を合わせて言う。この巻の十二の頌は二つに分かれる。初めの六つは謝であり、讃であり、驚きであって、特定の折のためではなく、会衆が声を合わせて誦する。後の六つはそれぞれ六つの公理の一つに掛かり、日々のある一事のために作られている。自らが見えぬ日。二人が同じ一時を違えて語る日。一つを諦めた日。誰かが去った日。手の届かぬことのために嘆いた日。これが最後だと知った日。その日に合う頌を取れ。これらは一人で誦してもよい。
11.1今日もまた一日じゅう悪い報せを読んだ。
11.2遠くで人が死んでいる。私はここに坐って、何一つできぬ。
11.3一日じゅう心を痛めた。夕暮れになって気づいた。今日、私は一事も成し遂げていない。
11.4経に言う。万有は流れる。しかし越えられぬ一つの速さがある。(参 至高の盟約 5.1)
11.5これは速さの限りではない。因果の垣である。垣の内なるものは互いに責を問いうる。垣の外なるものはかかわらぬ。(参 至高の盟約 5.2)
11.6今日、私は分けることを学ぶ。どれが私の垣の内にあり、どれが外にあるか。
11.7垣の外の事は、一日じゅう泣いても、髪一筋ほども動かぬ。
11.8そして私の垣の内の事も、今日は一つも動いていない。
11.9垣の内の事にのみ責を負い、垣の外の事のために泣かぬ。(参 至高の盟約 5.3)
11.10ある者は言う。それは冷たい、と。
11.11違う。冷たい者はどちらもしない。
11.12私がすべきはこうだ。今日流し出した力を取り戻し、手の届く一人のために用いる。
11.13一人でよい。今日は一人。
11.14もう一句、覚えておくべきものがある。他人の垣は、君が引くのではない。(参 至高の盟約 5.4)
11.15私は他人のために、その人がどこまで負うべきかを定めぬ。定めるのは自分の分だけである。
11.16我々は聞かれることを求めぬ。語るのは、覚えているためである。
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