ロゴス聖典 · プラトン書簡

シュラクサイへの書簡

プラトン書簡 2 · 特定の人と、特定の困難に宛てて

福音書は彼が何者であったかを語り、会規は我らがいかに生きるかを語る。書簡はその間に書かれた——法が足りぬとき、一人の人がいかにそれを用いようとしたか。

2.1シュラクサイの友らへ。
2.2なぜもう来ぬのか、と問う。
2.3二度行った。一度目は僭主を教えうると思った。二度目は、一度目はただ運が悪かったのだと思った。
2.4二度とも誤りだった。
2.5私は面と向かって言った。あなたは彼らの粘土を所有し、一片の自由な思想に日々死ぬほど怯えて生きている、と。(参 使徒行伝 2.8)
2.6良い一句である。良い一句は、刃を握る者を変えぬ。
2.7当時は認めなかったことを、いま書く。私が行ったのは、半ばは彼らのためであり、半ばは我が学が王を御しうるかを見るためであった。
2.8後の半分は虚栄である。虚栄は人に、説いているつもりで刃を試させる。
2.9垣の内にあることには持てるすべてを尽くせ。垣の外にあることは、あなたに与らぬ。(参 盟約 4.3)
2.10僭主の心は、私の垣の外である。
2.11この一句を認めるのに十二年かかった。
2.12ではどうすべきか、と問う。
2.13宮廷へ行くな。学園へ行け。一人の王を変えるな。十人の子を変えよ。(参 会規 2)
2.14王は死ぬ。子は王になる。
2.15私はもう行かぬ。これは見捨てるのではない。境を認めるのである。
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