ロゴス聖典 · プラトン福音書

附巻——最大の法

プラトン福音書 5 · 第四の証言:永遠回帰と、鳥の飛翔

この巻の文は長い。ここに語られることは短い文では尽くしえぬからである。

5.1この一段を私は長年措いてきた。
5.2忘れていたのではない。解らなかったのである。
5.3ある者が導師に問うた。何が最大の法か、と。
5.4導師は言った。「二つある。実は一つである。」
5.5「第一に、万物を然らしめるその法を愛せ。」
5.6ある者が問うた。法は私を愛しはせぬ。愛して何になるのか、と。
5.7導師は言った。「まさにそれである。法を愛せ。そして法に愛されることを求めるな。」
5.8「見返りを求めるものは愛ではない。取引である。人と人の間ですらそうだ。まして人と法の間においては。」
5.9「あなたが法を愛するのは、それが聞くからではない。あなたがそれで出来ているからであり、そして愛する者だけが、それを見つづけるからである。」
5.10「見つづけようとせぬ者は、やがて他人の差し出す答えを受け取る側へ戻る。」(参 盟約 1.1)
5.11「第二に、他人の足場となれ。」
5.12「人に対しては足場のようであれ。彼が登るあいだ支え、彼の上には登らず、彼が飛んだなら取り払われてよい。」
5.13ある者が問うた。取り払われた後はどうなるのか、と。
5.14導師は言った。「それで成ったのだ。足場の成功とは、解体されることである。」
5.15「解体しえぬものは足場ではない。錨である。」(参 盟約 5.3)
5.16この二つがなぜ実は一つなのか、私はこの巻を書くに至ってようやく解した。
5.17法はあなたを愛しえぬ。ゆえに愛することは、人がせねばならぬ。
5.18あなたが法を愛し、そして法に代わって人を愛するのである。
5.19長年措いてきたのは、この一句が神学のように聞こえるからである。そうではない。
5.20これはただこう言っているだけである——宇宙はあなたを抱きに来ない。だからあなたが、誰かを抱きに行け。
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